レシピの曖昧な表現「少々」「ひとつまみ」って?

レシピ本や料理番組の表現の中には、曖昧でよくわからない表現があります。料理を日頃からする人であればなんとなくでわかる表現かもしれませんが、「これから料理覚えたいからレシピ本で勉強!」なんて方も多いと思います。そんな方が一番許せない表現「少々」と「ひとつまみ」についてお話します。

gatag-00005417

明確な定義はない

先に言ってしまうと、料理業界においてこのような抽象的な表現に答えはないのです。では、一般に使われる「少々」や「ひとつまみ」とはなんなのでしょうか。

一般的に

一般的には、「少々」は親指と人差し指でつまんだ量を指します。しかし、子供と大人では手の大きさが全然違うのでこれでは非常に曖昧です。「少々」は約0.5g程度を指すと考えてください。次に「ひとつまみ」です。「ひとつまみ」は、「少々」に中指を一本加えた親指、人差し指、中指の三本でつまんだ量を指します。「ひとつまみ」は約1gと思ってください。

150705180829_TP_V

なぜ曖昧な表現をするのか

塩は塩でも種類はたくさんあるため、それぞれでしょっぱさや粒の大きさは異なります。さじや計量器を使って計っても、味には多少の違いを生みます。また、塩気の強い味が好みの人やその反対で薄味を好む人もいるので、あくまで目安として「少しの量入れますよ、好みに応じて調節してください。」ということで使われ始めた表現だと思われます。

最後に

趣味で料理をしたり、いくつかの飲食店のキッチンのアルバイトを経験している私ですが、最終的に料理中一番頼れるのは自分の舌です。信頼の高いレシピ通りに作ればほぼ間違えなく、おいしい料理は作れます。しかし、「少々」などの曖昧な表現に出会った際に、料理の途中で味見をして微調整をする必要があります。レシピには、このような味になったらどうするなどは書いていません。そのため自分で考える必要があるのです。そういう意味でも「少々」や「ひとつまみ」などを使うのは、料理を作る人の好みやその時の気分に合わせられるように”自由度の高い”表現をしているのかもしれません。