【君の名は。】モヤモヤ解消!一問一答【Q&A】

新海誠監督の『君の名は。』(2016)にモヤモヤしているあなたのためのページです。

私の感想はこちら->【ネタバレ有り】君の名は。観に行ってきました【感想】

劇中の出来事の流れはこちら->『君の名は。』の時の流れを整理してみた

ここでは事実を時系列で並べて考察したり、謎解きしたりするものではありません。見終わった後のなんとも言えない余韻にひたるのは心地いい時間ですが、時間をおくと何かモヤもあやした思い、疑問が浮かんでくるかと思います。そのモヤモヤを解消したいと考えここに書いています。『君の名は。』の一つの解釈として楽しんでいただけたらと思います。

問 タイムトリップものでよくある、「過去を変えると未来も変わってしまい混乱が…」っていうのがこの映画ではありませんでしたが、実際大丈夫なんでしょうか。まぁ500人だしまだ3年前だからそんなに大差ない…?

解答例
三葉は未来を変えたのです。瀧の時間軸で観た人は過去の改編だと理解するとタイムパラドッ
クスが解消できないで悩んでしまうでしょう。三葉が何を見て何を知らないのか、私たちは三葉の時間軸で『君の名は。』を観ないと混乱しやすくなるでしょう。

物語の冒頭で観客にむけてテッシーが注意を促しています、「三葉は主役だからな」

問 君の名は。』って結局どういう話?

解答例

三葉は「東京のイケメン男子と入れ替わる夢をみる時期があった、全然思い出せないけど…」→「突然テッシーの自転車を借りてご神体のあるクレータにいく」→「しばらく気を失ってから町に戻り父を説得し糸守救出」→「東京上京」という女性で、

瀧は「中学の頃、電車で女の子に組紐を渡される」→「ある日突然女の子と体が入れ替わる」→「三葉を追いかけ消滅した糸守町へ」→「三葉の口噛み酒を飲む」という道を歩むはずだった瀧は、「中学の頃、電車で女の子に組紐を渡される」→「彗星落下事件時、自分とは無縁の事件のはずだけど無性に気になって事件のことを調べる」→「就活生」という男性で、

そんな男女が、ずっと探していたような気がする相手を見つけることができた、というお話です。

『君の名は。』のラストに登場する三葉と瀧が生きる世界では、三葉の糸守救出によって、瀧が歩むはずだった映画106分の内の100分近くの出来事はすべてなかったことになっています。本当に多くの人が思う「ハッピーエンド」なんでしょうか

わたしは、ハッピーエンドだと思います。物語ラスト、瀧が三葉に声をかけるからです。もしも瀧が声をかけていなければ、『秒速5センチメートル』のようにバッドエンドに終わっていたところです。

問 三葉と瀧が入れ替わり始めたきっかけは?三葉に入れ替わり能力があるのは血筋なので納得できますが、なぜ相手は瀧だったのでしょうか?

解答例

三葉が彗星に「来世は東京のイケメン男子にしてください」と叫びます。こだま響きちょうど3回お願いごとを星にしたことになってしまい、叶ってしまいました。

三葉にとっては瀧である必要があります。東京のイケメン男子は瀧しかいないわけですから。逆に瀧にとっては三葉である必要はありません。三葉に巻き込まれただけです。

好きになるほうには理由があるけど、好きになられる方は理不尽に巻き込まれるだけです。それと同じことですね。

問 瀧と三葉の入れ替わりが起きなくなる=三葉が死亡。ということは瀧は3年前の三葉と入れ替わりをしていたのか?

解答例

三葉時間で、3年未来の瀧くんと入れ替わっています。ところが三葉は未来を改変してしまう(糸森町を救う)ことで、私達が劇中で見ていた瀧くんの働きはすべてなかったことにされています。つまりラストに登場する瀧くんにある記憶は、「中学の頃、電車で女の子に組紐を渡される」→「彗星落下事件時、自分とは無縁の事件のはずだけど無性に気になって事件のことを調べる」→「ずっと探していた気がする女性と巡りあう」です。

問 瀧が御神体のとこで気絶して三葉になって目覚めた時、3年前なのか現在なのか?

解答例

三葉時間で、彗星落下の日の翌日です。

問 三葉と瀧が出会う時、何故はじめはお互いが見えずいきなり見えるようになったのか?

解答例

カタワレ時には、見えざるものが見える時間だと物語中で定義されています。カタワレ時前、三葉はあの世の住人で、瀧がこの世の住人です。そしてカタワレ時後、三葉がこの世の住人で、瀧があの世の住人になります。カタワレ時は、そのどっち付かずの状態で、生者と死者(見えざるもの)が交信しているんですね。

問 3年前、何故三葉は瀧に会いに行ったのか?

解答例

三葉が東京に遠征する日は、三葉時間で、彗星の日(=瀧くんと奥寺さんのデートの日)の前日です。三葉は、瀧くんと奥寺さんが両思いであることを知っています。デートのお膳立てまでしています。ところが自分は瀧くんのことが好きだと気づいてしまいます。両想いの男女に片思いする女の子。そして明日は二人のデート。あなたが三葉の立場だったらどうしますか?三葉は、一発逆転をかけて必死の東京遠征におもむき、瀧くんを自分に振り向かせるべく思いを伝えに行きます。両想いなのは分かるけど、それでも「私たちは会えば必ずわかる」という勝算の元に。結果は、「お前誰?」でしたが…

問 三葉が死ぬ未来を瀧が知り、未来を変えたということ?

解答例

三葉にとって彗星が落下した翌日、三葉はご神体のあるクレーターから出てきて彗星が落下してから3年経過した世界を目の当たりにします。そして三葉は、それまで瀧くんが見てきた世界をなかったことにして糸守救出作戦をします。三葉が瀧くんの未来を変えました。

「中学の頃、電車で女の子に組紐を渡される」→「ある日突然女の子と体が入れ替わる」→「三葉を追いかけ消滅した糸守町へ」→「三葉の口噛み酒を飲む」という道を歩むはずだった瀧は、「中学の頃、電車で女の子に組紐を渡される」→「彗星落下事件時、自分とは無縁の事件のはずだけど無性に気になって事件のことを調べる」→「ずっと探していた気がする女性と巡りあう」という道を歩むことになります。

問 瀧くんと奥寺先輩とデートするってなった時に三葉が鏡の前で泣いてたのはどういう感情からなのですか?

解答例

三葉は、瀧くんが奥寺先輩が好きなことを知っている。そして奥寺先輩も瀧くんのことが好きだと知っている。両想いの男女をくっつけたくなるのは女の子の性。二人がくっついてくれれば私も嬉しい。そう思っていたはずなのに…なんでこんなに胸が苦しいの。明日は瀧くんと奥寺さんのデートの日だよ、応援してあげなきゃいけない立場なのに、どうしてこんなに胸が締め付けられるんだろ…

このとき三葉は瀧くんへの想いに気づいてしまったんですね。そしてこれが三葉を一発逆転をかけて瀧に思いを伝えに行く東京遠征へ駆り立てる動機づけになります。

問 瀧と三葉は入れ替わっている時に3年ずれていることに気がつかなかったのでしょうか?

解答例

夢の中では、知らない町を歩いていても不思議に思わないでしょう、知らない人と話していても疑問を感じないでしょう。都会を知らない三葉、田舎町に突然飛ばされる瀧。夢の中で起きた事なら、なんの疑念も抱かず受け入れられるじゃないでしょうか。
確かに、3年も時差があれば、スマホ操作してても気づくだろ!!ってツッコミたくもなりますけどね。

問 なぜ三葉はクラスメイトから嫌われていたのですか?最初にててきた女2人と男1人にからかわれていました。なぜ?

解答例

まず舞台の糸守町のおさらいをします。あるとき彗星が落ち、その彗星を御神体として神社ができ、神社を中心に町は生まれました。その神社の巫女の末裔が三葉です。そういった狭くて濃い環境の中で三葉が町民から特別視されるのは不思議なことではなく、中には冷やかし、やっかみ、からかう輩がいるのも当然でしょう。意地悪な3人組はその象徴として登場します。

問 瀧と三葉が恋心を抱いたのはそれぞれいつですか?

解答例

三葉が瀧に恋心を抱いた理由は、瀧が三葉のことを守ったからです。三葉は糸守町で特別視される存在であるために、冷やかし、からかいを受けて肩身の狭い思いをしていました。本来であれば、父親が娘を守ってやるべきは三葉パパですが、あいにくパパは家を出ており三葉の気持ちに寄り添ってあげることができていません。そんな三葉を守ってやったのが瀧くんです。これは、瀧(in三葉)がデッサンの時限中に机をバーン!と蹴り飛ばして三葉を冷やかす意地悪な3人組を牽制するシーンで象徴的に描かれています。

瀧が三葉に恋をしたのは、おっぱいを揉んだからです。

問 三葉の父親が「お前は三葉じゃないな…お前は誰だ…?」と言っていましたが、何故わかったのですか?

よくある解答例

三葉の母方の家系、宮水家の娘は、だいだい巫女であり三葉のように入れ替わり能力を持っていました。そして三葉ママも三葉パパと入れ替わり、ママとパパは結ばれました。だから三葉パパは自分の経験から、三葉も入れ替わり能力を発揮し三葉の中に見知らぬ男がいるのではないかと見抜いたのです。威勢よく「お前は誰だ!」と言い放ったのは、可愛い娘を嫁に取るかもしれない男との初対面だったからです。

おすすめの解答例

三葉の母方の家系、宮水家の娘は、だいだい巫女であり三葉のように入れ替わり能力を持っています。 おばあちゃん(一葉さん)も気付いていたことから、少なくとも一葉、三葉ママ(二葉)、三葉は入れ替わり能力を発揮してきたのでしょう。ここからは憶測ですが私は、宮水家の三葉ママまでの巫女は入れ替わった相手の男性と結ばれて結婚した娘はいないと考えています。三葉ママは入れ替わり能力を発揮しますが、三葉パパとは別の男性と入れ替わってしまったのです。しかし三葉パパはそんな話を受け入れることも信じることもできません。(三葉ママは、自身が持つ入れ替わり能力と三葉パパの態度の中で葛藤や摩擦で苦しみ、精神的な病から倒れ亡くなる)三葉ママの死は、三葉パパにとってトラウマです。三葉ママは突然妄言を言い始めたり何かに取り憑かれたように行動が普段と違う。一葉は、宮水に伝わる入れ替わり力が理由だといい始める。でももしかしたら、その現象を受け入れられない自分に非があるのかもしれない。三葉パパは、そんな三葉ママを受け入れられなかった自分が殺してしまったのかもしれないという十字架を背負います。

そんなトラウマを抱えた三葉パパが、まさか自分の娘までが三葉ママのように何かに取り憑かれたような異常な行動とりはじめたらどう感じるでしょうか。トラウマがよみがえり、恐ろしさのあまり思わず叫ぶのではないでしょうか、「お前は誰だ!」と。

問 四葉も、入れ替わり能力があるのでしょうか?
もしその能力が長女以外の子にもあるなら、どんどん入れ替わり能力のある子供が増えていってしまいますが、そこはどうなんでしょう。

解答例

四葉もまた宮水の血を引くので入れ替わり能力を潜在的には持っていたと思います、しかし三葉が未来を改変したおかげで、四葉は能力が発現する前に能力を失ったのではないでしょうか。宮水家の使命は、次回彗星が落ちるときのためのものです。彗星が落ちて糸守町を木っ端微塵に壊滅すれば、宮水は入れ替わりという呪いから解放されて入れ替わり能力も失効するんだと考えました。そして呪いから解放された宮水は、入れ替わり能力のために愛する人との不和が生まれていましたが、三葉の時代で彗星が落ちたおかげでそんな因縁とはおさらばです。三葉と四葉は全く新しい世界で、宮水の運命とは無関係に自分の道を歩んでいけるんじゃないでしょうか。

それはつまり、三葉は瀧くんと結ばれて、四葉は小さいころと同じようにハツラツとした女の子ままで授業中でもボーッと空を見上げているような高校生でいられるということになる気がするのです。

問 なんちゃらの大火(すみません名前忘れました。マユゴロウ…?)は、彗星落下の件に何か関係ありましたっけ?

解答例

宮水の人間は1200年前に落ちた彗星の話を舞や書物、組紐の伝統の中に彗星の話を練り込み後世に警告を伝えます。がしかし、マユゴロウのせいで書物が燃えてしまい、そのせいで一葉の代には組紐の話だけしか伝わらず彗星の警告が忘れ去られてしましました。

この件は物語上の設定で、物語の進行には差し障りありません。

問 三葉に入れ替わり能力があるのは血筋なので納得できますが、なぜ相手は瀧だったのでしょうか?

解答例

瀧からすれば三葉の理不尽に巻き込まれただけですね。三葉は彗星に東京のイケメン男子をお願いするわけですが、彗星のメガネにかかる男子は、高2のあの瞬間瀧くんしかいなかったんじゃないでしょうか

問 瀧のメガネの方の同級生(司)は、あのバイト先の綺麗な先輩(奥寺先輩)と結婚したんですか?

解答例

瀧が、三葉探しの旅に出かけるわけですが、ついてくる二人がどうして瀧の同級生二人ではなく、司と奥寺先輩なんでしょう?奥寺先輩は瀧くんのことが好きでした、三葉が現れる前から。奥寺先輩は女ですから、瀧くんに好感を持たれていることに十分気づいていたでしょう。だからこそ、瀧くんとのデートで瀧をものにしようと思いますが、奥寺先輩は気づいてしまいます。いつのまにか瀧くんの眼中に私はいないんだ…

そう考えると三葉探しの旅に奥寺さんが行かなければいけない理由がはっきりします。私の可愛い瀧くんを取った泥棒猫を取っちめてやる!という思いと、この旅で瀧くんの心を取り戻すぞ!という思いです。だからこそ、三葉探しの旅での奥寺先輩は、いままでの態度とは打って変わって、司とイチャつき瀧くんにヤキモチを焼かせ私に振り向かせようとしたのです。いまの瀧くんには三葉しか見えていなかった訳ですが…

あのモテモテだった奥寺先輩です。就活生風情の司なんかと結婚しているはずがありません。

問 三葉パパは、仮にも父親なのに、「僕が愛したのは二葉だ」とか言って、子供放ったらかしであんな冷たい態度とるなんて酷いと思いませんでしたか?

解答例

三葉パパはトラウマを抱えています。(問12)三葉パパは、もしかしたら愛した三葉ママを殺したのは自分かもしれないと怯えています。そして三葉ママのお母さん(一葉)には、そのことを厳しく追求されます、可愛い娘を愚か者に奪われたのだから当然です。三葉パパは、ただでさえ婿入り婚で宮水家で肩身が狭いのに、こんな事件があってもなお家に居られるほど図々しくはありませんでした。しかし彼はここで挫けず三葉ママへの愛あるいは贖罪をするのです。彼は妻の死後、この糸守町で出来る限りのことをします。政治家として活躍し町長まで上り詰めその座に何期もの間町長を務めます。もしかしたら癒着もしてお金を蓄えているかもしれません。しかし彼に派手な暮らしぶりは見えません。そのお金はどこにいったのでしょう?彼は稼いだ金を三葉の家に入れているのです。それが彼にできる精一杯の、妻への愛、義母への責任、娘との接し方の形だったわけです。

物語冒頭、三葉パパは三葉に「胸を張れ」と注意するシーンがあります。三葉パパは自分の生き方を恥じてはいないのではないのでしょうか。

問 5年後のシーンで奥寺先輩が「瀧くんも幸せになってね」って言いますがあれは奥寺先輩が結婚するって解釈でよろしいですかね

解答例

もちろん、奥寺先輩が結婚するという描写ですがそれだけではありません。あれは振られた女が振った男に結婚を報告をしにいき、別れの言葉に「瀧くんも幸せになってね」といって去るのです。奥寺さんの心の息遣い、聞こえてくるでしょうか。

問 三葉はどうして髪を切ったの?

あなたは片思いに破れたらどうしますか?

解答例
三葉は、瀧と奥寺先輩が両想いであることを知っています。なのに三葉は瀧に片思いしてしまったのです。だから三葉は、2人のデートの前日に必死の攻勢に出て、東京まで遠征します。瀧に振り向いてもらうために。。。「私たちは会えば絶対わかる」という勝算のもとに。。。
結果は、三葉の思いは瀧に届かきませんでした。彗星落下の日も瀧からの電話を期待しますが、それもなし。三葉は失恋したから髪を切ったのです。

問 君の名は。ハッピーエンドですか?

解答例
ハッピーエンドです。
秒速5センチメートルでは、男が女の子に好きと伝えなかったばかりにバッドエンドになりました。
君の名は。では、瀧はちゃんと三葉に伝えています。
入れ替わりの日々を経て、瀧が三葉に初めて会ったとき、好きだとはっきり伝えました。
ラストの階段でも、二人は入れ替わりの経験なんかないのに、瀧は三葉に声をかけました。
あの二人には、きっとハッピーエンドが待っています。

問 映画の最後の方で、テッシーと結婚式の話をしてた女の子は誰ですか?

解答例

名取 早耶香(なとり さやか)じゃないでしょうか。

テッシーは、三葉に恋心を抱いていいた節があるのですが、それでもテッシーはさやちんを選んでいるんですね。時間ができたら、テッシーの物語を詳しく書きたいですね。

問 瀧は奥寺先輩とのデートの日、どうしていきなり三葉に電話したの? 前までは普通にメモだったのに、それとも前から電話してたの?

近々書きます

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