ブラックバイト「しゃぶしゃぶ温野菜」初裁判で川井社長驚きの発言

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アイキャッチ画像引用元:http://www.onyasai.com/

飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」のフランチャイズ店舗でアルバイトしていた男子大学生が、パワハラや脅しにより、4カ月無給で働かされたなどとして、店舗の運営会社「DWE Japan」を相手取って、慰謝料や未払い残業代など約800万円を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9月14日、千葉地裁であった。原告側によると、ブラックバイトでの裁判は初めて。
訴状によると、学生は2014年5月にアルバイト採用された。10月頃から長時間労働を求められ、2015年4月からはなんと122日間も連続で働かされたという。退職を申し出ると、暴言や暴力を振るわれたという。また、大学の実習や試験を受けられず、2015年度前期の単位をすべて落してしまった。店長夫婦には首を絞められたり、包丁で肩を刺されたりしたこともあるといい、男子学生は千葉県警に告訴状も提出している。

裁判での双方の意見陳述

男子大学生の意見陳述

裁判では男子学生の意見陳述があり、男子学生は、店長夫婦からの暴力が恐ろしく、「何をされても言う通りにしないといけないとしか思えなかった」と語った。成績の関係で希望のゼミに入れず、留年の可能性もあることから、「留年したら(家庭の経済的理由から)退学するしかない。将来の夢が閉ざされてしまう。人生が終わったと思った」と当時の絶望感を振り返った。

DWE Japanの意見陳述

DWEの川井直社長は法廷で、「本当に申し訳なく思っています」と謝罪。未払い賃金など、約150万円についてはただちに支払う用意があり、「早急に解決したい」と話した。川井社長は裁判後、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「払うべきものはしっかり払うべきと思っている。ただし、暴力など確認できていない部分もあるため、慰謝料の金額については、原告側の主張を精査したい」と語った。

DWE Japanの驚きの発言

男子大学生の生活を破綻させたにも関わらず、未払いの給料のみを払い、和解に持ち込もうとしているのも驚きだがそれ以上に驚くべき発言をDWEの川井直社長はしたという。その内容は以下のとおりである。

川井氏は裁判官に背を向け、傍聴席を振り返り「マスコミの皆さま。」と話し始めたという。そのとき、裁判官は裁判に無関係だと発言を静止させようとしたものの、DWE側の弁護士が「マスコミの皆さま」と話し始めたがマスコミに向けた発言をするものではないと屁理屈を。しかたなく裁判官が発言を許可すると、川井氏は「”しゃぶしゃぶ温野菜”という名称を報道しないでくれ」という。もちろん裁判官はそれ以上の発言を静止させたという。

どうしても”しゃぶしゃぶ温野菜”という単語を報道させまいとしたのだろうが、原告への謝罪の気持ちを微塵も感じさせない非道徳的行動である。

男子大学生の意向は

男子学生は、現時点での和解を否定している。裁判で自身の労働実態などが明確に認定されることを望んでおり、「このまま判決まで持っていけるようにしたいと思っています」と話している。