「高橋まつり」だけでない。過去にも「大嶋一郎(24)」が過労死【電通のブラック体質】

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現在、大手広告代理店の電通の社員が過労死したことが世間で話題を呼んでいます。知らない方は以下の記事を先に読んでおきましょう。

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そんな電通ですが、実は1991年にも新卒の社員が過労死するという事件が起きていました。

【事例紹介】1991年 電通の過労自殺事件を紹介します。

1991年8月27日、大手広告代理店の電通で働く大嶋一郎さん(24歳)が自宅で首を吊り、帰らぬ人となりました。厳しい入社試験を経てつかんだ電通への就職。そして、入社してからわずか1年5ヶ月での死。なぜ彼は死を選んだのでしょうか。何が彼を死に追いやったのでしょうか。

大嶋さんは、大学卒業後、厳しい競争を経て90年4月に電通に入社。ラジオ広告の企画と営業の業務に就きました。当時の電通では、残業における「月別上限時間」(60~80時間)が設けられていましたが、それも実際は名ばかりのもので、過度の残業はむしろ恒常的でした。そのような労働環境の中で、大嶋さんの月平均残業時間は、カウントできるだけでも所定労働時間と同じ147時間にも及びました。

90年11月ごろからは徹夜勤務も次第に増え、帰宅しても2時間後には出勤するということも頻繁にありました。両親が健康を心配して有給休暇を取るように勧めるも、上司に言いにくいなどと言い、拒み続けました。

大嶋さんが長時間労働に追い込まれてしまった背景には、3つの事柄が考えられます。

1つ目は、企業によるずさんな労働管理です。上司は大嶋さんの徹夜勤務の増加を受けて、納期や業務量の変更には触れず、「帰宅してきちんと睡眠をとり、それで業務が終わらなければ翌朝早く出勤するように」と「指導」していました。このような労働管理のあり方は、まじめな大嶋さんを過労に追いやる大きな原因になりえたでしょう。

2つ目は、抑圧的な職場の雰囲気です。大嶋さんは上司から日常的なパワハラを受けていました。このような抑圧的な職場の雰囲気が、有給休暇を取ることができない要因になりました。

3つ目は、仕事における喜びや満足感です。自分の企画案が成功したときの達成感や仕事を任せてもらえる満足感はあり、意欲的な勤労態度を保っていました。これはすばらしいことではありますが、長時間労働の問題を隠してしまったという側面もあります。

91年7月まで大嶋さんの部署に人員補充はありませんでした。そればかりかこの月以降、単独で業務を遂行することになり、また新たに3局の営業を担当または補助する責務が加えられ、いっそうの働きすぎを強いられました。

91年夏には、大嶋さんは疲労困憊し、同僚の見るところ職場でも元気がなく、目の焦点も定まらない状態になっていました。それでも8月1日から23日までほとんど毎日、長時間労働に就き、91年8月27日に自ら命を絶ちました。

http://blog.goo.ne.jp/stopkaroshi/e/4fa059f4282c16917923e38191c4cacb

高橋まつりさんと同じ年齢、同じような長時間の残業、過労死してしまったこと。20年以上前の事件ですが、2人には共通点が多いように感じます。電通はこのような事件が過去にあったにも関わらず、それを予防したり止めることはできなかったのでしょうか。それとも事件から20年以上たった今、大嶋さんの死も忘れてしまったのでしょうか。

また、この事件では大嶋さんの父である久光さんが訴訟を起こしています。裁判の際、当時の電通は「大嶋さんの自殺は業務上のものではない」、「会社に安全配慮義務違反はない」と主張しました。この裁判は最高裁までもつれ込みますが、結局原告側に電通が敗訴し約1億6000万円の損害賠償の支払いが命じられました。さらに、この最高裁判決は「安全配慮義務が仕事量のしかるべき調整義務を含む」ということを明確に示す結果となりました。

今や海外の辞書に載ってしまうような国際的な言葉となった「過労死(karōshi)」ですが、この言葉がいつか死後になるような未来は訪れるのでしょうか。社畜自慢が公な場で平気でおこなわれているような現状では無理かもしれませんね。偉そうなこと言って申し訳ないですが、まずは国民全体の労働に対する意識を変えていかなければならないと思います。

ちなみに亡くなられた大嶋一郎さんの顔写真は当方では入手することができませんでした。大変申し訳ございません。もし、お持ちの方がいらしましたら、よろしければご連絡お願い致します。